【映画】パフューム‐ある人殺しの物語‐感想

映画

こんにちわ!さたかです!

今日は、パフュームという映画を見たので感想を綴っていきたいと思います。

香水という響きはおしゃれで可愛くて女性が付けるもの。。と思ってこの映画を見たので、物語が進むにつれ、あれ?あれ?と違った意味で引き込まれていきました。何かを極めるとすごい発想になるんだなーと思う作品であり、面白かったです。

18世紀の香水調合についても描かれているので、香水に興味がある方にもおすすめです。

あらすじ

嗅覚の才能を開花させたジャンは、香りを永遠に保管することにこだわり、香水を調合することに夢中になる。彼は自分を魅了させた香りを追い求めて更なる高みを目指していく・・・。果たして彼の求める香水は完成するのだろうか。

感想

ネタバレを含みますのでご注意ください!

18世紀の悪臭漂う市場で生まれ落ちたジャンは、幸運にも生きることを許され、孤児院で育てられます。母親は、赤子を捨てた罪で処刑されてしまうのですが、殺人罪として母親を処刑してしまう時代があったんですね・・。

ジャンは様々な匂いをかぎ分ける才能が幼少期から発揮されます。孤児院から売られたジャンは、皮をなめす仕事に就き、その配達先の街で、ある少女の香りにとても惹かれます。ジャンはその少女の匂いを嗅ぎまくり、少女にドン引きされます。当たり前だろー!!怖いよ。

最終的にジャンは、少女をストーキングして殺してしまいます。殺した後も、服を脱がせ、少女の匂いを嗅ぎまくります。恐るべき執着ですね。

ジャンは、亡くなった彼女から生きていた香りが失われたことに喪失感を覚えました。

しばらくして、ジャンは、売れない香水屋へ皮の配達にいきました。その香水屋の店主、バルディーニは、街で爆発的に売れている「愛と精霊」という香水の調合がわからず途方に暮れていました。

そんな時に、ジャンは簡単に成分を当て、オリジナルのやり方であっという間に「愛と精霊」を作り上げてしまったのです。さらに、僕ならもっといい香水が作れる、と新しく香水を作り上げたため、バルディーニは驚きを隠せませんでした。

一旦、ジャンを帰らせ、バルディーニはジャンの作った香水を使用してみたところ、花畑に包まれる最高な香りだったため、後日、バルディーニはジャンを弟子に、と大金を払ってジャンを買い取りました。

バルディーニはジャンに香水の作り方を教えていき、ジャンはたくさんの香水を編み出しました。再び、バルディーニは大人気な香水屋として繁盛していきました。

しかし、ジャンは普通の香水を求めてはいなかったのです。バルディーニに、『永遠に香り続ける香水』を作りたいのに、できないじゃないか!とブチ切れてしまいます。

バルディーニは、グレースという香水の街なら何か分かるかもしれない、と1000もの香水レシピと引き換えにジャンに紹介状を書いてあげました。

ジャンはグレースへ旅立ち、その道中で、また自分を魅了する匂いに出会いました。グレースの街で一番美しい少女の匂いでした。

ジャンはグレースで自分の工房を持ち、日々、研究を重ねていくのですが、どうしても少女の香りに執着してしまいます。彼は、ある計画を実行していこうと思いつきました。

12本・・・。

12本の香水を一つに調合するとこの世とは思えない素晴らしい香りが出来る・・。かつて、バルディーニが教えてくれたことでした。

ジャンが究極の香水を作るために選んだ材料は、花ではなく、街の少女たちの体臭でした。

彼は次々と少女たちを殺していきます。驚かすといい匂いにはならないので、背後から一撃。服を脱がし、髪の毛を刈り取り、匂いを移し抽出していきます。

グレースの街では、連続殺人犯がいる、とピリピリした雰囲気になっていますが、なかなか犯人が捕まりません。ジャンが魅了された少女ローラを守るため、ローラの父親はローラを連れてグレースから出ることを選びました。

しかし、さすが?驚異的な嗅覚をもつジャン・・・。ローラの匂いをはるか遠くからでもかぎ分けストーキングしていきます。

結局、ローラはジャンに殺されてしまいます。ローラも香水の材料にされ、ついに12本の香水が出揃いました。その12本を調合し、13本目、つまり究極の香水が完成したのです!!

しかし、ジャンはついに連続殺人犯として捕獲され、公開処刑にされることが決定しました。

処刑当日、ジャンは究極の香水を数滴使いました。すると驚くべきことが起きたのです・・・。

処刑する人、処刑の観衆、カトリック司教、その場にいた全ての人々が、彼の香水に魅了され、夢心地になり、愛に満ちた空間に引き込まれたのです。ローラを殺された父親ですら、許さないと言っていたのにジャンを許し、愛したのです。。。

その威力は凄まじく、みんな裸で交じり合っています。圧巻ですよ・・・。ちなみにPG-12指定 。

香りから覚めた人々は、二日酔いのような症状で、なぜ自分が裸で知らない人達と寝ていたのか分からなかったし、ジャンという男がいたことすら覚えていないようでした。

ジャンは、究極の香水を持ったまま、自分が生れ落ちた悪臭の酷い市場に帰ってきました。彼は、究極の香水を使えば世界をも動かせるのに、自分の頭に香水をかけました。

市場の人々には、彼が天使に見え、血肉を分け与えてくれたのだ、とジャンに群がり、やがて骨まで無くなるほどジャンは食い尽くされたのでした。

まとめ

望めばなんでも思うままにできる究極の香水の材料が人間っていうのは奥深い・・。

コメント

お問い合わせ

    タイトルとURLをコピーしました